念仏者 とんのつぶやき

往生浄土の身となり、日々のちょっとした思いを気の向くままに残しておきます

阿弥陀仏の本願文

 第十八願文

設我得仏 十方衆生 至心信楽 欲生我国

乃至十念 若不生者 不取正覚 唯除五逆

誹謗正法 

(『仏説無量寿経』『原典版聖典』二二頁)

 【書き下し分】

 たとひわれ仏(ぶつ)を得たらんに、十方(じっぽう)の衆生、至心信楽(ししんしんぎょう)してわが国に生ぜんと欲(おも)ひて、乃至十念(ないしじゅうねん)せん。もし生ぜずば、正覚(しょうがく)を取らじ。ただ五逆(ごぎゃく)と誹謗正法(ひほうしょうぼう)とをば除く。

(『註釈版聖典』一八頁)

 私が仏になるとき、すべて人々が、私の救いが真実であると疑いなく受け容れ、私の国(浄土)に生まれると思って、わずか十回でも念仏して、もし生まれることができないようなら、私はさとりを開きません。ただし、五逆の罪を犯したり、仏の教えを謗るものだけは除かれます。

 ☆とんのつぶやき☆

 私(阿弥陀仏)の救いが真実であると疑いなく受け容れたのが信心(信楽・救い)です。

 ひらたく言うと、「どうか私(阿弥陀仏)にまかせておくれ、必ず救う」のよび声に 「ではおまかせします」とまかせきったのが信心です。

 極めてシンプルなことだと思います。